<Header>
<Author: 常建>
<Title: 宿王昌齡隱居>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 王昌齡の隠居に宿す>
<BookPage: 259>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
清溪深不測，
隱處唯孤雲。
松際露微月，
清光猶爲君。
茅亭宿花影，
藥院滋苔紋。
余亦謝時去，
西山鸞鶴羣。
<End Poem>
<Translation>
清（きよ）らかな谷（たに）は深（ふか）く、その深（ふか）さは測（はか）りかねるほどで、王昌齢（おうしょうれい）の隠（かぐ）れ家（や）は、ただひとひらの雲（くも）のみただよう所（ところ）である。

松林（しょうりん）の間（あいだ）には、かすかな光（ひかり）の月（つき）が姿（すがた）を見（み）せはじめているが、その月（つき）の清（きよ）らかな光（ひかり）は王昌齢（おうしょうれい）よ君（きみ）のために輝（かが）いているかのようである。隠（かぐ）れ家（や）のかやぶきのあずまやには、花（はな）がいつも咲（さ）き続（つづ）けており、薬草（やくそう）を植（う）えた中庭（ちゅうてい）には、美（うつく）しい模様（もよう）をなして生（は）えているこけが、盛（さか）んにはびこっている。

わたしもまた、世（よ）を捨（す）て去って、あなたの住（す）むこの西山（せいざん）に、仙鳥（せんちょう）のおぉとりやつるにもたとえられる、あなたの仲間（なかま）になりたいものだ。
<End Translation>